12月16日開催]第2回国際研修「欧米市場における製品のデザイン保護に向けた意匠権取得・権利行使戦略」

拝啓、時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

日本意匠法を大改正する法律が令和元年5月に可決・成立し、来年から保護対象が大幅に拡大され、また、関連意匠制度の拡充により広い範囲の保護が可能になります。そのため複数意匠一括出願が可能となりますが、改正後も一意匠の概念は図面等と物品の説明で特定される物品と結合した具体的な形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合自体にとどまりアメリカより狭いものにとどまるようであり、アメリカ出願を行うときにはUSPTOの審査実務にあったクレームの再考を行わなければ多項制のように機能するアメリカ意匠特許制度の特徴を十分に活用できません。

更に欧州で最初に公開されたデザインは未登録意匠として登録意匠と同様の保護を獲得しますが、日本ではあまり知られていません。

加えて、アメリカ・欧州で登録された意匠権は日本よりかなり広く、侵害に対する救済も日本より実効的ですが、日本企業はこれらの権利の活用方法を理解していないせいか、意匠出願は欧米企業に比べ非常に少ない数に留まっています。

本セミナーでは、アメリカと欧州で知財の講義を行う竹中俊子先生に、改正後の日本意匠法と比較したアメリカと欧州意匠制度の特徴を解説して頂き、特許、商標や著作権の保護を組み合わせた製品形態デザイン保護に向けた知財戦略の在り方について検討して頂きます。

本研修は、意匠出願の経験者に限らず、これから意匠権の有効的な活用をお考えの方々にとりましても有益なものと考えます。弁理士試験合格者、又は日本弁理士会会員の方であれば広くご参加いただけます。
 なお、本研修は継続研修の業務研修(選択科目)において、所定の条件により2単位が付与される予定です。中座、早退、15分以上の遅刻、の場合は単位が認められませんのでご注意ください。

本研修に参加ご希望の方は、12月13日(金)までに、次のウェブサイトからお申し込みください。追ってお受けした旨返信メールをお送りします。

         https://www.pa-kai.net/seminar_tokyo4.html

* 申込画面の「属性」欄で「2019年度合格の方でいずれの会派にも属していない方」及び「2018年度以前の合格者でいずれの会派にも属していない方(弁理士未登録の方を含む)」と表示される場合がありますが、これはそれぞれ「2018年度合格の方・・・」及び「2017年度以前の合格者で・・・」と読み替えてお申込みくださるようお願いいたします。
                                  敬具

【記】

テーマ: 「欧米市場における製品のデザイン保護に向けた意匠権取得・権利行使戦略」
講 師: 竹中 俊子(たけなか としこ)先生
 ワシントン大学ロースクール・慶應義塾大学大学院法務研究科教授
日 時: 2019年12月 16日(月)
   受付6:00pmより 講演6:30pm~8:40pm(休憩含む)
場 所: 弁理士会館2階AB会議室
会 費: ・平成30年度合格者でいずれの会派にも属していない方
 → 研修 :無料    懇親会:2000円
・グリーンPA会員(弁理士登録から5年以内のPA会会員)
 → 研修 :無料    懇親会:2000円
・PA会会員
 → 研修 :2000円 懇親会:3000円
・PA会会員以外の弁理士会会員
 → 研修 :3000円 懇親会:4000円
・平成29年度以前の合格者で弁理士登録をされていない方
 → 研修 :3000円 懇親会:4000円

その他:
食事は用意いたしませんので、各自でおとりください。また、研修終了後、懇親会を行います。こちらにもぜひご参加ください。

PA会員の方は「PA会イベント用クーポン券」をお使いいただけます。

本研修に関するお問い合わせは、pakai2019seminar@gmail.com までご連絡ください。研修または懇親会の申込をキャンセルされる場合につきましてもご連絡をお願い致します。
                                    以上

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