拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
今回は米国実務に精通された吉田哲先生にご講義をいただきます。以下は吉田先生から本セミナーのご案内です。
日本では特許になったクレームが、米国では何度も拒絶にされる。日本実務者であればだれでも経験したことはあるのではないでしょうか。その根底にあるのは米国審査官の理解不足ではなく、日米の審査実務の違いと考えます。本セミナーでは、1)クレーム解釈と2)進歩性の主張の2点について、日米審査の違いを説明いたします。
(1)クレーム解釈
「どうして米国審査官は発明を理解しないのか?」 このような不満を有する実務者は、米国審査官がどのようにクレームを解釈しているのか、この点について誤解があると考えます。米国側のクレーム解釈の基本と、典型的な日本的クレームを紹介し、なぜ日本的なクレームでは特許にならないのかを説明します。
(2)進歩性の主張
米国審査基準には、進歩性を肯定的に認める要因として「阻害要因」や「予測できない効果」が挙げられています。しかし、実際の拒絶理由に対する応答では、それらの主張はRemarks(意見書)であまり行われない印象です。なぜ、Remarksでの進歩性の主張は重要視されていないのか?日米の意見書の役割の相違を説明するとともに、実務の対応を紹介します。
本研修は、米国出願の経験者に限らずこれから米国出願を扱う方にとりましても有益なものと考えます。弁理士試験合格者、又は日本弁理士会会員の方であれば広くご参加いただけます。
なお、本研修は継続研修の業務研修(選択科目)において、所定の条件により2単位が付与される予定です。中座、早退、15分以上の遅刻、の場合は単位が認められませんのでご注意ください。
本研修に参加ご希望の方は、12月2日(月)までに、次のウェブサイトからお申し込みください。追ってお受けした旨返信メールをお送りします。
https://www.pa-kai.net/seminar_tokyo2.html
* 申込画面の「属性」欄で「2019年度合格の方でいずれの会派にも属していない方」及び「2018年度以前の合格者でいずれの会派にも属していない方(弁理士未登録の方を含む)」と表示される場合がありますが、これはそれぞれ「2018年度合格の方・・・」及び「2017年度以前の合格者で・・・」と読み替えてお申込みくださるようお願いいたします。
敬具
【記】
テーマ: | 「日米特許審査の相違について、(日本で特許になっても)なぜ米国で特許に ならないのか?」 |
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講 師: | 吉田 哲(よしだ てつ) 先生 日本弁理士、米国パテント・エージェント 米国バージニア州Muncy Geissler Olds & Lowe, P.C.所属 奈良先端科学技術大学院大学、産官学推進連携本部所属(客員教授) |
日 時: | 2019年12月9日(月) 受付6:00pmより 講演6:30pm~8:40pm(休憩含む) |
場 所: | 弁理士会館3階DE会議室 |
会 費: | ・平成30年度合格者でいずれの会派にも属していない方 |
→ 研修 :無料 懇親会:2000円 | |
・グリーンPA会員(弁理士登録から5年以内のPA会会員) | |
→ 研修 :無料 懇親会:2000円 | |
・PA会会員 | |
→ 研修 :2000円 懇親会:3000円 | |
・PA会会員以外の弁理士会会員 | |
→ 研修 :3000円 懇親会:4000円 | |
・平成29年度以前の合格者で弁理士登録をされていない方 | |
→ 研修 :3000円 懇親会:4000円 |
その他:
食事は用意いたしませんので、各自でおとりください。また、研修終了後、懇親会を行います。こちらにもぜひご参加ください。
PA会員の方は「PA会イベント用クーポン券」をお使いいただけます。
本研修に関するお問い合わせは、pakai2019seminar@gmail.com までご連絡ください。研修または懇親会の申込をキャンセルされる場合につきましてもご連絡をお願い致します。
以上