研修報告:PA会 第1回商標研修「商標における拒絶理由通知対応の視点」

 令和5年11月21日(火)に、日本弁理士会商標委員会の委員長経験者である板垣忠文先生、山田朋彦先生、および前田大輔先生、ならびに、現役の委員長である網野誠彦先生をパネリストにお招きし、商標研修第1回「商標における拒絶理由通知対応の視点」をパネルディスカッション形式(集合研修)で開催いたしました。本研修には、14名の先生方にご参加頂きました。

 本研修では、商標登録出願における拒絶理由通知対応時の「検討」に焦点を当てて、拒絶理由が通知された際、どのような検討・調査を行って拒絶克服への筋道をつけるのか、すなわち、意見書における反論の骨子をどのように考えるのかについて、実際の案件を題材にして議論しました。

 前半は、類否(商標法第4条第1項第11号)に係る拒絶理由を、後半は、識別力(商標法第3条第1項第3号・第4条第1項第16号)に係る拒絶理由を、扱いました。

 特に、商標実務経験の浅い先生方や、普段は特許実務をメインとされている先生方にとっては、商標弁理士がどんな視点で拒絶理由に反論していくかを具体的に習得する良い機会になったかと思います。

 また、パネルディスカッション中には、大変多くの質問が寄せられ、受講者の先生方の理解がより深まる大変有意義な研修になりました。

以上

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