研修報告:第1回一般研修「開発段階での知財コンサルティング」

令和2年7月13日(月曜)に、初のウェビナー形式で、第1回一般研修を開催致しました。本研修には、121名の先生方にご参加頂きました。

本研修の前半は、講師として中尾国際特許事務所の中尾直樹先生をお招きし、「開発段階での知財コンサルティング(課題に着目した発明の発掘 ビジネス関連発明、AI関連発明を中心に)」と題してご講演頂きました。

ビジネス関連発明においては、進歩性やサポート要件に留意しつつどのように課題を捉えるかが重要であるという点を、そして、AI関連発明に関しては、内部の処理がブラックボックスであり入力データと出力データとの関連性の程度が問題となることから、進歩性や実施可能要件に注意する必要があるという点を、具体例を用いながらご説明頂きました。

本研修の後半は、中尾先生のご講演の内容を踏まえ、クラシエホールティングス株式会社の生塩智邦先生の司会により、中尾先生のほか、岡部国際特許事務所の岡部譲先生、志賀国際特許事務所の浜井英礼先生及び杉村萬国特許法律事務所の齋藤恭一先生の間でパネルディスカッションを行いました。

本研修の前半の中尾先生によるご講演や後半のパネルディスカッションからは、近年再び注目されているビジネス関連発明や成長が著しいAI関連発明に関して実務的な側面から様々な点を学ぶことができ、受講生の好評を博しました。

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