［11月19日開催］ 国際研修 「中国意匠実務」のご案内

拝啓、時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

昨年、中国では、特許出願件数が65万超、実用新案登録出願件数が74万超、意匠登録出願件数が65万超となり、その合計出願件数が205万超にも上りました。また、知的財産権に基づいて権利侵害を理由に提訴される事件も毎年40％前後の伸び率で急激に増えており、中国での知財保護の関心の高まりについては、いまさら言うには及ばないでしょう。その中、中国に進出する際にどのような形で自己の知的財産を守ればいいのかと悩む日本のクライアントも少なくありません。そのようなクライアントにアドバイスするためにも、中国の知的財産制度、特に特許・実用新案制度を解説するセミナーが頻繁に開催され、多くの受講者を集めています。

しかし、中国での知的財産権登録出願の数の内訳を見ると、日本においては特許出願数の１０分の１程度しかない意匠登録出願が、中国では特許出願とほぼ同数となるなど、中国国内での意匠制度の利用の機会が多いことに気付くでしょう。にもかかわらず、中国の意匠制度を紹介するセミナーがそれほど多くは見られません。中国の意匠制度については、日本の意匠制度とは異なる点が多く、そのうち日本の意匠制度に比して利用し易いと思われる点もたくさんあります。そこで、少しでも弁理士の先生方に中国の意匠制度及び意匠実務を知っていただきたく、下記の研修をご用意いたしました。

本研修では、北京林達劉知識産権代理事務所の所長である劉新宇（Linda LIU）先生をお招きして、中国意匠制度の特徴（日本との違い）を中心に、中国意匠実務についてご講演いただきます。劉新宇先生は、日本と中国との間の出願を多く扱った経験をお持ちで、日本語の著書「中国特許実務基礎」、「中国商標実務基礎」や専門誌に発表された多くの論文により当業界ではご高名です。

中国出願に携わっている方、今後中国知財業務に携わる予定のある方、中国意匠実務に興味のある方にとって、中国意匠実務を勉強する貴重な機会になると思いますので、是非ご参加下さい。

本研修は、平成２４年度合格者、平成２３年度以前の合格者でいずれの会派にも属していない方、また他会派の方にも広くご参加いただけます。この案内が届かない合格者をご存知の方は、ぜひ本研修をご紹介ください。

なお、本研修は継続研修の業務研修（選択科目）において、所定の条件により2単位が付与される予定です。中座、早退、15分以上の遅刻、の場合は単位が認められませんのでご注意ください。

本研修に参加ご希望の方は、11月12日（火）までに、次のウェブサイトからお申し込みください：　

その他：食事は用意いたしませんので、各自でおとりください。また、研修終了後には懇親会を行います。こちらにもぜひ、ご参加下さい。

本研修に関するお問い合わせ等はpa2013seminar@gmail.comまでご連絡ください。

以上