研修報告:第3回一般研修「IoT時代の知財マネジメント:繰返しオープン&ナロー戦略(知財コンサルティング)」

平成31年2月8日(金曜)に、弁理士会館地下1AB会議室において、第3回一般研修を開催致しました。本研修には、約40名の先生方にご参加頂きました。
 講師には、杉村萬国特許法律事務所の粟野晴夫先生をお招きし、「IoT時代の知財マネジメント:繰返しオープン&ナロー戦略(知財コンサルティング)」と題してご講演頂きました。

前半の基礎編では、IoT時代の世界の動向とビジネスの特徴を整理し、それに対応した知財マネジメントを、講師のご経験を踏まえてまとめていただきました。新しいコア技術と重要なインターフェース技術を特許化することで、補完者も巻き込んで知財権をベースとした強いプラットフォームが構築可能であること等をご説明いただきました。

後半の応用編では、オープン&クローズ戦略を補完する戦略として「繰返しオープン&ナロー戦略」をご説明頂きました。自社が有する差異化技術が十分に強くない場合でも、繰り返し差異化技術を導入していくことで参入障壁を高めてビジネスを有利に展開していく戦略は、完全なオープン&クローズ戦略のハードルが高いと感じている受講生の間でも好評であり、有意義な研修になったことと存じます。

また、研修後に行われた懇親会では、講師を含む12名の先生方にご参加頂き、終始打ち解けた雰囲気で交流を深めることができました。

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