研修報告:第2回新人研修「アメリカでの権利取得を念頭にした日本明細書作成の注意点~日米の比較から~」

平成30年7月5日(木)に、商工会館6階会議室において、第2回新人研修を開催しました。本研修には60名近くの先生方にご参加頂き、大変盛況な研修となりました。

講師には、ワシントン大学ロースクール・慶應義塾大学大学院法務研究科教授の竹中俊子先生を講師にお招きし、「アメリカでの権利取得を念頭にした日本明細書作成の注意点~日米の比較から~」と題してご講演いただきました。

本研修では、前半にアメリカにおけるクレーム解釈・有効性判断の基本ルールについて解説を頂きました。具体的には、クレーム解釈の基本ルールと限定解釈判例理論について判例をもとに解説頂きました。後半に、クレーム明細書ドラフト戦略を解説頂きました。具体的には、クレームの用語、数値限定、機能的限定、発明の名称、発明の背景、発明の詳細な説明などについて、アメリカの特許公開公報を用いてどのようなに記載するとクレームの限定解釈を回避できるのか解説頂きました。ご参加いただいた方々にとって大変有意義な研修となったと感じております。

研修終了後の懇親会では、20名近くの先生にご参加頂き、楽しく交流を深めることができました。

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