特許出願や実用新案登録出願を行う前に先行技術調査を十分に行うことで、出願の是非の判断や、発明・考案の本質を抽出した適切な権利を取得するためのクレームドラフトの手助けになり、先行技術調査で発見された近い技術の文献を読むことにより、出願時の技術水準を理解でき、明細書等の作成の参考にもなります。
先行技術調査では、テキスト検索に加えて、IPCやFターム等を利用して検索することにより、先行技術文献の検索精度を向上することができます。しかしながら、IPCやFタームといった記号を用いた先行技術文献の検索は、一見すると難しい作業のように思われます。また、どのように検索するのかだけでなく、何を検索するのかについても難しいように思われます。
このような背景を踏まえて、今回、特許業務法人 谷・阿部特許事務所の梅田幸秀先生をお招きし「新規性、進歩性の観点からの特許調査」の研修を企画しました。研修では、新規性及び進歩性の観点から、最近の裁判所の動向や、梅田先生の特許庁審査官・審判官時のご経験等を踏まえて、特許に関する先行技術調査の方法をわかりやすく解説していただく予定です。
さらに新調査システム(特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat))も反映していただきます。
今回の研修は新人研修というかたちではありますが、ベテランの先生方にもぜひご参加をお勧めします。また、平成26年度弁理士試験合格者、平成25年度以前の弁理士試験合格者でいずれの会派にも属していない方、また他会派の方にも広くご参加いただけます。この案内が届かない弁理士試験合格者をご存知の方は、ぜひ本研修をご紹介ください。
なお、本研修は継続研修の業務研修(選択科目)において、所定の条件により2単位が付与される予定です。中座、早退、15分以上の遅刻、の場合は単位が認められませんのでご注意ください。
本研修に参加ご希望の方は、5月29日(金)までに、次のウェブサイトからお申し込みください:
https://www.pa-kai.net/seminar_tokyo3.html
【記】
テーマ: | 新規性、進歩性の観点からの特許調査 |
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講 師: | 梅田幸秀先生(特許業務法人 谷・阿部特許事務所) |
日 時: | 2015年6月5日(金)受付6:00pmより 講演6:30pm~8:40pm |
場 所: | 弁理士会館3階AB会議室 |
会 費: | ・平成26年度合格者でいずれの会派にも属していない方 |
→ 研修: 無料 懇親会: 2000円 | |
・グリーンPA会員 | |
→ 研修: 無料 懇親会: 2000円 | |
・PA会会員 | |
→ 研修: 2000円 懇親会: 3000円 | |
・PA会会員以外の弁理士会会員 | |
→ 研修: 3000円 懇親会: 4000円 | |
・平成25年度以前の合格者で弁理士登録をされていない方 | |
→ 研修: 3000円 懇親会: 4000円 |
※「PA会会員以外の弁理士会会員」と「平成25年度以前の合格者で弁理士登録をされていない方」の会費を従来のものから変更しておりますので、ご注意ください。
食事は用意いたしませんので、各自でおとりください。また、研修終了後には懇親会を行います。こちらにもぜひ、ご参加下さい。
本研修に関するお問い合わせ等はpa2015seminar@gmail.comまでご連絡ください。
以上