近年、日本においてソフトウエアに関連する特許出願やそれらに関する訴訟が多くなされるようになってきています。特に、スマートフォンなどの通信機器の技術革新が激しい昨今では、一企業の出願や訴訟が一般のニュースになるなど世間での注目が大きくなってきています。このような状況に鑑みますと、弁理士としては、ソフトウエアに関連する特許権の的確な取得、そのための知識が求められています。
そこで今回の研修では、ソフトウエア特許の基礎から実務上応用可能な知識を得るべく、谷・阿部特許事務所の谷 義一先生を講師にお招きし、日本におけるソフトウエア特許について、その特許取得と権利行使の留意点を交えてご講演を頂きます。谷 義一先生は、日本と主要国におけるソフトウエア関連特許についての歴史的な経緯と現状の実務、判決などを集大成した「世界のソフトウエア特許-その理論と実務-」(発明推進協会発行)の共著者であります。
具体的には、ソフトウエア特許の必要性から始め、その審査基準の今日に至るまでの歴史的な経緯の説明、具体的な実例を交えつつ現行の審査基準の解説していただきます。その後に、ソフトウエア関連発明についての特許適格性を判断した判決例を歴史的な流れで紹介いただき、現状はどうなっているのかについて説明していただきます。さらに、ソフトウエア特許の権利行使例として、主に、知財高裁の判決例、合わせて、複数主体の特許の場合の問題点の解説をしていただきます。
また、今回の研修では、上記の「世界のソフトウエア特許-その理論と実務-」(発明推進協会発行)の販売も行う予定であり、定価(4600円+税)から割引されたお得な価格(税込み3000円)でお求めいただくことができます。
今回の研修は新人研修というかたちではありますが、ベテランの先生方にもぜひご参加をお勧めします。また、平成26年度合格者、平成25年度以前の合格者でいずれの会派にも属していない方、また他会派の方にも広くご参加いただけます。この案内が届かない合格者をご存知の方は、ぜひ本研修をご紹介ください。
なお、本研修は継続研修の業務研修(選択科目)において、所定の条件により2単位が付与される予定です。中座、早退、15分以上の遅刻、の場合は単位が認められませんのでご注意ください。
本研修に参加ご希望の方は、2月10日(火)までに、次のウェブサイトからお申し込みください。
https://www.pa-kai.net/seminar_tokyo3.html
【記】
テーマ: | 日本におけるソフトウエア特許 ~その特許取得と権利行使~ |
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講 師: | 谷 義一先生(特許業務法人谷・阿部特許事務所) |
日 時: | 2015年2月17日(火)受付 6:00pmより 講演 6:30pm~8:40pm |
場 所: | 弁理士会館2階AB合同会議室 |
会 費: | ・平成26年度合格者でいずれの会派にも属していない方 |
→ 研修: 無料 懇親会: 2000円 | |
・グリーンPA会員 | |
→ 研修: 無料 懇親会: 2000円 | |
・PA会会員 | |
→ 研修: 2000円 懇親会: 3000円 | |
・PA会会員以外の弁理士会会員 | |
→ 研修: 2000円 懇親会: 5000円 | |
・平成25年度以前の合格者で弁理士登録をされていない方 | |
→ 研修: 2000円 懇親会: 5000円 |