[12月5日開催] 第4回 国際研修 「グローバルな特許侵害訴訟の最新状況と今後の知財マネジメント」

近年、米国を始めとする特許侵害訴訟は、米国の特許法改正もあり、パテントトロールの動向も含め、状況が変化しつつあり、企業も新しい対応を求められてきています。

今回の国際研修セミナーの前半は、昨年秋まで、ソニー株式会社の知財センター長として、世界に拠点を持つ知財グループの陣頭指揮をとってこられたKIT虎ノ門大学院・客員教授の守屋文彦先生を講師にお招きし、「グローバルな特許侵害訴訟の最新状況について」ご講演をいただくことにいたしました。

また、セミナーの後半は、国際研修部門部会長として本研修を企画する杉村萬国特許事務所の弁理士の粟野晴夫が、前半を受けて、「今後の知財マネジメント」について、講演をいたします。ソニー(株)時代に統括部長として、知財を活用した新規事業創出に取り組んだビジネス経験と、知財センターと特許事務所での経験を基に、知財がいかにビジネス創出に有効に活用できるかについて、お話しをしたく思います。

本研修では、守屋先生は、世界にビジネス展開をするソニーにおいて、例えば、2014年だけで30件の特許訴訟(応訴)を戦うべく、知財センター全体をマネジメントしながら、世界を相手にご活躍されてきましたので、他では聞くことができない生のお話しを伺うことができる貴重な機会になると思います。例えば、AIA米国特許法改正後の急激な訴訟提起件数の変化、金融商品としてのパテントトロール、WiFi特許訴訟の被告会社、PTAB提起件数や特許デフェンスファンドの具体的なご説明や統計データを含め広くご説明頂く予定です。特許訴訟関係の知識を深めるだけでなく、企業知財センターのトップだった方と、直接意見交換をできるまたとないチャンスかと存じます。

また、粟野は、今後の知財マネジメントについて、自身の米国でのビジネス経験と知財の経験を中心に、国立大学の大学院で講義してきた内容を加味し、オープンイノベーションやプラットフォーム・ビジネスの観点からお話しさせて頂くつもりです。事務所弁理士と企業弁理士の方々に、考えを深めて頂くきっかけになればと考えています。ビジネスに貢献出来る知財マネジメントとは何か?また、ベンチャー企業が大企業と連携してビジネスを創出する際、どのような知財マネジメントが大切か?について、事例と経験をご紹介したく思います。

皆様お誘いあわせの上、奮ってご参加下さい。本研修は、平成27年度合格者、平成26年度以前の合格者でいずれの会派にも属していない方、また他会派の方にも広くご参加いただけます。この案内が届かない合格者をご存知の方は、ぜひ本研修をご紹介ください。

なお、本研修は日本弁理士会の継続研修として申請中です。この研修を受講し、所定の申請をすると、外部研修機関として2単位が付与される予定です。中座、早退、15分以上の遅刻、の場合は単位が認められませんのでご注意ください。

本研修に参加ご希望の方は、11月28日(月)までに、次のウェブサイトからお申し込みください。

https://www.pa-kai.net/seminar_tokyo1.html

【記】

テーマ: 「グローバルな特許侵害訴訟の最新状況と今後の知財マネジメント」
講 師: 守屋 文彦 先生 (KIT虎ノ門大学院・客員教授)
粟野 晴夫   (杉村萬国特許事務所・先端科学部長、弁理士)
日 時: 2016年12月5日(月) 受付6:00pmより 講演6:30pm~8:40pm
場 所: 弁理士会館3階AB合同会議室
会 費: ・平成27年度合格者でいずれの会派にも属していない方
 → 研修: 無料 懇親会: 2000円
・グリーンPA会員
 → 研修: 無料 懇親会: 2000円
・PA会会員
 → 研修: 2000円 懇親会: 3000円
・PA会会員以外の弁理士会会員
 → 研修: 3000円 懇親会: 4000円
・平成26年度以前の合格者で弁理士登録をされていない方
 → 研修: 3000円 懇親会: 4000円

その他:
食事は用意いたしませんので、各自でおとりください。また、研修終了後には懇親会を行います。こちらにもぜひ、ご参加下さい。
本研修に関してお問い合わせいただく場合及び研修の申込をキャンセルされる場合は、pa2016seminar@gmail.comまでご連絡ください。懇親会の申込をキャンセルされる場合についても同様にご連絡いただきますようお願いします。

以上

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